以前、お孫さんからの問い合わせで『家族がみんな忙しくて祖母の話を聞いてあげることができません。祖母の話し相手をすることはできますか?』と電話がありました。家族の話を聞いてあげることがお母さんの役目であれば、それは家事代行サービスの中に含まれます。

ひとり暮らしならともかく、家族と一緒に住んでいるのに会話がないのは余計に淋しいです。身体が元気でひとりでも出歩けるなら、近所のお友達の所に出掛けて行ってお茶を飲みながらおしゃべりすることもできますが、足でも悪くして出掛けられないとなると、一日言葉を発しないことになるかもしれません。

痴呆症の予防策として、会話をすることはとても有効です。ただ言葉を発するだけではなく、言葉のキャッチボールをすると脳が活発に働きます。まず自分の考えや思いを言葉にします、その時に感情も込められます。それに対して相手が返してきた言葉を理解しようとします。

しゃべれば口も動かしますし、会話の中で過去の記憶を思いおこしたり、相手の話に嬉しくなったり、悲しくなったり、怒ったり、色々な感情の変化があります。会話をしている間、脳はフル回転しているのです。

また言いたいことがあるのに仕舞っておくとストレスになります。特に怒りや悲しみは早く吐き出した方がいいです。そんな時は少し大きな声を出したり、涙を流してもいいですよね。ストレスは病気の原因にもなりますし、脳にも大きなダメージを与えます。特に女性は『理解してくれなくていいの、ただ黙って聞いてくれればいいの』と言います。話しただけでスッキリすることもありますよね。

それから会話によって、自分を理解してもらって、相手を理解します。そうすることでお互いに安心感や親近感がわき、信頼関係を築くことができます。そういう人がいるだけで気持ちが落ち着きます。

そういったことから、高齢者と会話することはお互いに大事なことです。それが家族間でできないのだとすれば、家事代行スタッフがそこを補うことができます。

話だけでは時間がもったいないというのなら、例えば、一緒におしゃべりしながら洗濯物をたたむとか、ちょっとした片付けをするとかもできます。しゃべりながら手も動かす、一石二鳥です。

人は何か役に立ったときに1番生きている実感があるのではないでしょうか!家事代行スタッフと楽しくおしゃべりした上に、家族から『おばあちゃん、洗濯物をたたんでくれてありがとう!』なんて言われたら、とっても嬉しいはずです。

*お客様の所で見聞きしたことをスタッフが他で話すことはありませんのでご安心ください。